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静岡駅のスタバの神対応と、そのあとの話

こんにちは。静岡県在住のNです。

 

『この一言で救われた 人生で一番印象に残っている接客』
というと、 私にとってそれは、2025年12月、静岡駅の新幹線改札内(ラチ内)にあるスターバックスでの出来事です。

当時の私は、レジの前で本気で頭を悩ませていました。
注文しようとしていたのは「ゆず シトラス & ティー」。

12月という時期を考えれば、普通ならホット一択かもしれない。ですが、極度の暑がりである私にとって、暖房がしっかり効いた待合室や新幹線の車内を思うと、
(氷を少なめで頼もうかな……)
心がアイスへと傾きました。

 

しかしすぐさま、これまで色々なカフェや飲食店で言われてきたあの「ちょっと悲しいお決まりのフレーズ」が脳裏をよぎります。

「氷を減らす分、見た目の内容量が少なくなりますがよろしいですか?」

そして、私は無意識のうちに口に出してていました。

「氷少なめ……だと飲み物の量が減るから、一つ大きいサイズにしたほうがいいのかな……」

 

ひとり言のつもりでしたが、レジで向かい合っていた店員さんは、その小さな呟きを見逃しませんでした。

すぐさま、こう言ってくれたのです。

「ティーは無料で追加させていただきますよ」

その瞬間、「えっ!ほんとですか!」という驚きとともに、胸の奥がじわっと温かくなったのを覚えています。
「まあ、どこのお店もそうだし、ここも同じだよな……」とどこか諦めていた自分の想像は、何気ない呟きを拾って差し出された完璧な提案によって、良い意味で鮮やかに裏切られました。

 

「ありがとうございます!」と返事をして受け取ったドリンクを手に新幹線へと乗り込んだものの、私の胸の興奮と感謝はまったく冷めず、
居ても立ってもいられなくなった私は、移動中の新幹線デッキでスターバックスのお客様相談室の電話番号を調べ、そのままダイヤルしました。

「先ほど静岡駅の新幹線待合の店舗で対応してくださった店員さんの接客が、本当に素晴らしかったんです」

どうしても、あの感動と感謝を伝えたく、気づけば電話越しに思いを爆発させていました。
最初は少し緊張した様子だったお客様相談室の担当者の方の声色が、話すにつれて嬉しそうなトーンに変わっていくのを、今でも思い出すことができます。

 

なぜ私は「お客様相談室」に電話をかけたのか

新幹線のデッキでわざわざお客様相談室へ電話をかけるなんて、冷静に考えれば少し大げさに見えるかもしれないですね。 普通なら「いい接客だったな、ラッキーだったな」と心の中で思って終わりにする人も多いと思います。私だって毎回そういうことをするわけではないです。

 

ですが、私の頭の中には、2020年に見かけて以来ずっと「心の大事なものボックス」に大切にしまってある、あるX(旧Twitter)の投稿があります。

Kazuya Gokita 氏(@kazoo04)による、以下のツイート。

正直面倒くさいから滅多にやらないんだけど飲食店とかに行ってメッチャいい感じだったときにファンメ送るのもまれにやる(本当は毎回やりたい) なぜならデメリットがない上にメリットは豊富にあるため

小売とかやったことある人だとわかるとおもうんだけど基本的にお客さんからの連絡って問題があったときのやつだから、稀に来る感謝のお手紙みたいなやつってオフィスの壁に貼られてたりするんだよね ああいうのは大事だと思う

この投稿を目にした時、猛烈に納得すると同時に、自分自身の過去の経験が重なりました。

 
私は接客業の経験こそありませんが、大学時代に「学生自治会」という組織に所属していました。学生たちの声を拾い上げて大学当局に届ける、いわば「学生と大学の橋渡し」のような役割です。
ですが、無給でどれだけ奔走していても、届くのは学生からの要望やクレームが圧倒的に多い。「ありがとう」という感謝の言葉が見える形で届くことは、めったにありませんでした。

だからこそ、たまに届く一言の「感謝」が、どれほど胸に染み渡る大きな救いであり、活動の糧になるかを身をもって知っていました。
そして、世の中の接客業やサービス業も、きっと同じなんだと、気づかされたのです。
 
「本当に心から感動するサービスに出会ったら、ちゃんと言葉にして伝えよう」
 
そう心に決めていたからこそ、静岡駅のスターバックスで私の小さな呟きを拾ってくれた店員さんに、感謝を「目に見える形」にして届けたかった。 

「今日のあなたの対応で、一人の客がこんなにも救われ、その日を幸せな気持ちで過ごせました」

その声が本部を経由して店舗に伝わり、あの店員さんの評価になったり、活力に少しでも貢献できていたなら、それ以上に嬉しいことはありません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。