子供の頃、母と買い物に行った先で偶然ペット販売の催事があり、

そこにいたポメラニアンに釘付けに。

犬を飼う予定は全くありませんでしたが、ギャーギャーと駄々をこね、

父と兄には何も相談せず、勝手に家へ連れて帰りました。

突然の犬の登場に、父も兄もビックリしていましたが、

かわいい～かわいい～と虜に。すぐに我が家のアイドルとなりました。

毛の色が茶色だったので、名前はチョコ。

でもいつの日からかチョコではなく、何故か「ちよこ」と呼ばれるようになりました。

沢山の時間を一緒に過ごしてきましたが、桜の時期が過ぎた4月中頃、

13歳の誕生日を目前にして、虹の橋を渡って天国へと旅立ちました。

しばらく元気がなく放心状態の私たちを見て、

父が「ちよこの記念樹を植えよう！」と、ハナミズキを買ってきて、

リビングの窓からいつでも見える庭に植えてくれました。

それから毎年春、ちよこの命日が近くなる頃にピンクと白の2色の花が綺麗に咲き、

リビングから見える外の景色を明るくしてくれます。

「今年も綺麗にちよこが咲いてるよ〜」と、

記念樹のちよこも、変わらず我が家のアイドルです。

来年も再来年もこの先もずっと、ちよこが綺麗に咲きますように。

お読みいただき、ありがとうございました。