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思い出のナイチンゲール像

はじめまして!関東在住のHです。

台風が近づいてますね。みなさんお気をつけてお過ごしください。 

 

先日、たまたま行った病院でナイチンゲール像を見つけました。わたしは過去に看護学生をしていたので毎日見ていたナイチンゲール像ですが、久しぶりに見ると若かりし頃の思い出が蘇る蘇る、、、病院実習でおきた珍事件や怖い看護師さんに褒められた日のことなどなど、こんなに記憶に刻まれているのかと驚いてしまいました。

 

今回のブログテーマは「歴史上の人物」ということなので、思い出深いナイチンゲールを紹介していきたいと思います。

ナイチンゲールといえば….子供向け偉人伝の常連ですが、ぱっと思い浮かぶイメージは

白衣の天使!

ではないでしょうか?

実際のナイチンゲールは現実主義の理系女子、統計学者、教育者など様々な面を持っています。

 

ナイチンゲールはイギリスの上流階級の両親のもとに生まれました。

当時療養といえば、上流階級の人は自宅で療養しましたが、庶民の集まる病院は不衛生で劣悪な環境。看護婦は地位の低い職業でした。ナイチンゲールは両親に看護婦になりたいと伝えますが、猛反対。どうやったら看護婦を認めてもらえるか考え、資産家の娘という立場を活かし人脈作りを始めました。その甲斐あってドイツで先進的な看護婦の訓練を受け、看護の知識や技術を身につけました。

 

その後の活躍は凄まじく、

イギリス政府によって看護団のリーダーとして参加したクリミア戦争では、不衛生な環境から感染症で命を落とす負傷兵を救おうと、昼は徹底的な衛生管理のもと看護にあたり、夜は負傷した兵士の記録や詳細な統計データなどをまとめあげました。彼女のおかげで、病院の死亡率は激減。この活躍が有名になり、ランプを持った貴婦人として国民的英雄になります。

 

その後も熱意はおさまらず、ロンドンに看護学校を設立したり、彼女の理想と経験をもとに病棟を作ったり、生涯で150冊もの本を執筆したりしました。晩年に書いた看護覚え書は、看護学生が最初に習う教科書として今も受け継がれています。

 

いかがでしたか?白衣の天使の枠ではおさまらない、様々な面を持ったナイチンゲール。

大きな病院にはナイチンゲール像が飾られていることもあるので、よかったら探してみてください。