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宝塚歌劇とフランス革命

こんにちは!

プロレスと宝塚をこよなく愛す、神奈川県在住のSです。

ブログ3回目です!今回も頑張って書きますので、最後まで読んでいただければ嬉しいです!

 

さて、今回のテーマは「歴史上の人物」です。

私が大好きな宝塚歌劇では歴史上の実在の人物や出来事を題材にした舞台がたくさんあります。

その中でも宝塚と切っても切れないのが「フランス」。

フランスの歴史上の出来事といえばやはり「フランス革命」。

宝塚にはフランス革命を舞台にしたお話がたくさんあります。

 

まずはなんと言っても「ベルサイユのばら」

宝塚の舞台といえば?と聞けば、観劇したことのない人も「ベルばら」をあげるのではないでしょうか。何度も再演している名作です。かくいう私も「ベルばら」きっかけで宝塚にハマりました。今も東京公演で「フェルゼン編」を上演中です。

そのほかにも「1789」「眠らない男 ナポレオン」「スカーレット・ピンパーネル」「愛と革命の詩」「ひかりふる路」などがあります。

 

今回は「歴史上の人物」がテーマなので、フランス革命には欠かせないが、宝塚では脇役になりがちな人物「マクシミリアン・ロベスピエール」が宝塚作品でどのように描かれているのかを書きたいと思います。

革命前〜革命までの作品(「ベルサイユのばら」「1789」など)では、第三身分出身の若き政治家。平民に寄り添い、どの身分も平等に暮らせる社会をつくろうと、革命に情熱を燃やしている人物。主人公の味方。

 

革命〜革命後の作品(「スカーレット・ピンパーネル」など)では、革命に反対する人々を次々と粛清する恐怖政治の指導者。主人公の敵。

 

ロベスピエールは、革命前後で描かれ方が180度変わってしまう人物なのです。

誰が主役なのかにもよりますが、ここまで描かれ方が変わってしまうのはおもしろいですよね。

私も、「1789」と「スカーレット・ピンパーネル」のロベスピエールが全く違う描かれ方をしていて「同じ人物だよね・・・?」と混乱したものです。

 

ですが、ロベスピエール自身は「正義の社会をつくる」という信念を貫き続けているだけなのです。

 

平民に寄り添う革命家から独裁政治の指導者に変わっていく姿を描いたのが「ひかりふる路」です。

これはロベスピエールが主人公の作品で、彼の幼少期から革命を経て処刑されるまでを描いています。

どちらかというと「悪・恐怖」というイメージのあるロベスピエールですが、彼が悩み迷いながら信念を貫き続ける姿は心にグッと刺さるものがありました。

(宝塚で好きな作品をあげるとしたら、この作品は必ず選ぶくらいの名作です。)

 

作品それぞれを楽しむのも良いですが、こうやって1人の人物に焦点を当てて、いろんな作品が見られるのも、歴史上の人物や出来事を題材にした物語をたくさん上演している宝塚歌劇ならではの楽しみ方かもしれません。

 

機会があればぜひ見てみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。