2022年9月13日
こんにちは!!
神奈川県に在住のTと申します。
今回のテーマは「街」ということで、今までで一番難しいテーマにかなり悩みました。
色々悩んで考えた結果、今までで一番心が救われた「街」での出来事について書いてみたいと思います。
私は娘が2歳の時に、主人の仕事の関係でサンフランシスコに住むことになりました。
サンフランシスコといっても、郊外でない限り家賃がとてつもなく高いので、郊外でお家を探し、日本人でも住みやすいエリアに引っ越しをしました。
アメリカは車社会ですが、我が家には車が1台しかなく、当時主人は車通勤だったため、私の移動手段は徒歩か自転車、、、、。
娘の幼稚園の送迎も自転車で片道30分。
行きと帰りで合計2時間自転車をこぎ続け、どんどんやせ細り、自転車をこぐのが辛すぎて泣きながら自転車に乗っていました。(アメリカの自転車はぜんぜん前に進まないのです、、、。)
また、アメリカは洗濯機がついていないお家も多く、我が家もすぐ近所のコインランドリーまで娘をつれて大量の洗濯物を担いで往復する毎日、、、。
そんな悲惨な毎日を過ごしていたとある日。
娘と横断歩道を渡っていたとき、若い男性の方がすれ違いざまに「Happy mother’s day!!」と笑顔で私に言ってくれました。
今日が母の日ということすら忘れていた私は、その一言で感動してしまい、こんな日本人のお母さんにも目を向けてくれる人がいるなんて、、、という気持ちでいっぱいでした。
そのまた別の日、近所のカフェにパンを買いに行ったところ、店員の若い男性の方に、「いつもたくさんの洗濯物を担いで頑張っているね。」と言われました。
またまた、こんなお母さんに目を向けて、気づいてくれている人がいるなんて、、、と泣きそうになりました。
そのまた別の日、近所のスーパーに買い物に行ったところ、当時ベビーカーに乗ってくれない娘をつれての買い物はとても大変で、それに気づいてくれた店員さんは、なんと私が買い物できるように買い物が終わるまで娘と遊んでくれていました。
まだまだ、たくさんの出来事は書ききれないほどあります。
初めは慣れない環境で嫌なこともたくさんありましたが、こんなにお母さんに優しい街があることを日本にいたら気づけなかったと思います。
アメリカは街によってぜんぜん環境が違い、選ぶ地域によってはとても危険です。
そんな中、たまたま選んだこの街が、こんなにお母さんに優しい街だったとはまったく知りませんでした。
子供に優しい街はたくさんあると思います。
でもお母さんに優しい街はなかなか感じることができないと思うので、これからの日本もそうなってほしいと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。