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はるか空高く、上空にあるのは……「雪」?

約半年ぶりのご無沙汰です。

本当の「春」がなかなか来ない中学生の息子を持つ、東京在住のSです。

もう息子ネタはやめよう、と思うのですが、日々成長を続ける子どもは、やはり話題豊富で……すみません、今回も息子が登場します。

 

今回のブログのテーマ、「雪」……。

 

忘れもしない、ちょうど1年前。中学1年の2学期の理科の学習範囲が

「理科2分野:気象(天気)」

でした。

小学校で通常授業を受けた経験のない息子。

いきなり中学校から通常授業の渦に巻き込まれて、授業内容をちゃんとまともに受けとめられるわけがなく……。

 

しかも、中学受験の科目は国語と算数の2教科でしたから、社会と理科は、ほとんど勉強できていません。

小学校理科の蓄積がないまま、中学校理科を勉強するのは、想像以上に至難の業なのだと、中学生の息子を見ながら思い知らされました。

……で、中学1年1学期の理科は、テストの点数も通知表の成績も、見事に惨敗。

 

なので、2学期の理科は特に力を入れなくちゃ、と思っていました。

そして、単元は「気象(天気)」。

お天気なら、少しだけ小学生の頃に教えたことが。

身近な天気のことなら、説明がしやすかったからです。

(その他の、物の燃え方とか、顕微鏡での観察とか、上皿てんびんとか。身近にないものは、想像もつかないのでサッパリ??でした。)

 

なので、つい私も力が入って、必死に息子に「気象(天気)」の単元を教えました。

雲の量と天気の関係、気圧・気温、風向・風力、水蒸気と雲……

難しい言葉や複雑な仕組みなどあるものの、やはり身のまわりで目にしたり耳にしたりしたことがあるので、他の単元よりはずっと理解できている様子。

教えながら、内心でも私自身ホッとしていました。

 

ですが途中で、息子にちょっと「うん?」と今ひとつ納得できない表情が。

雲のでき方のところで、

「上空へ行くほど温度が下がる」

「温度が下がるから、水蒸気が水滴や氷の粒に戻り、それが雲になる」

そこに引っかかってしまいました。

はるか上空の高いところ、さすがに見たことも聞いたこともない場所での現象なので、

当然ながら「実感」など、とんでもなく遠い話で……。

 

どうしたものか? と頭を悩ませていた時、突如ひらめきました!

ある『マインクラフト』実況の動画です。

(『マインクラフト』とは、デジタル版のいわゆるブロック遊びのようなものです。あらゆるものが立方体の形のブロックでできていて、それらをつなぎ合わせて建物を作ったり、作業台で組み合わせて道具を作ったりします。その世界で自分の拠点を作り、さまざまな冒険を繰り広げていきます。)

 

近年、小学生のちびっ子達中心に大人気の某ユーチューバーさんが、YouTubeにあげているマイクラ実況動画に、今回の内容にぴったりのものがあったんです!!

(アップ時期は、数年前。だいぶ前のものです。)

その内容は、「プレイヤーの人形が地上から真上(空)に向かってひたすら飛んでいき、どこまで高いところまで行けるか(限界があるか)確かめてみよう」というもの。

 

ちなみにマイクラは、けっこう、地球の自然現象には忠実な部分があるのです。

 

その動画では、人形が真上に飛んでいくと、間もなく周囲が雪のような、氷の粒のような、白い粒々の世界に変わります。その景色がひたすら、ひたすら、続くという……。

最後は、ある程度の高さまで行ったところで「もう戻ります」と、地上へと帰還。

結局、上空に上がる間も、地上へと戻る間も、とにかくずっと周囲が吹雪のような雪の景色、それが続いていました。

その実況を楽しそうに何度も見ている息子の横で、実は私も一緒に見ておりました。

 

その動画をふと、思い出したのです。すかさず息子に、その話をしました。

そうしたら、「あ~、そうか、それか~。なるほど。」

と、実にあっさりと、引っかかりがとれて納得した様子に。

もう理屈でなく、

「上の方に行くと温度が低くなり、水が凍って雪のようになる」

と、納得してしまったようなのです。

そのお陰で、上空の雲は、水滴や氷の粒でできていること、それが水として地上に落ちてくるのが「雨」、凍ったままで落ちてくるのが「雪」なのだと、すぐに理解できました。

 

そして……

その瞬間に私は、マイクラや実況動画に感謝!!の想いでいっぱいになりました。

普段から、息子が遊んだり面白がったりしているゲームや動画。息子はまだ幼い部分があり、時々私も一緒に見て、楽しんでほしいと言ってきます。

私は全部に付き合うわけではないですが、ちょこちょこ一緒に楽しむようにはしてきました。

 

ですがまさか、こんな形で功を奏すとは!!!

(2学期理科のテストの点数も、お陰様で少しは理解度が深まった為か、何とか目標点に達しました!)

 

本当に思いがけないことでしたが、つくづく、

子どもと何かを共有しておくのは、良いことなんだなと実感しました。

時には「子どもの目線」で、「子どもに共感」する、それが大事なことなんだと。

それは、子どもが成長しても、続けていくことが大切なのかも……と思います。

 

今度の冬、もし関東地方に「雪」が降ることがあれば、

子どもの目線共感して、息子と一緒に無邪気に喜びたいと思います~(^^♪

 

長くなってすみません😢最後までお読みいただき、ありがとうございました!!