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先輩に背中を押してもらったバケーション

こんにちは!

本日のブログ「バケーション」は、兵庫県在住のTが担当させて頂きます^^

社会人になってからは、バケーションには旅行を選んでリフレッシュしてきました。

 

今から10年以上前のこと。

母との東欧旅行予定の1週間前に、日本は大きな災害に見舞われました。

当時の職場は、災害が起こると、情報の収集・整理を行ったり救援物資等を管理するグループと被災地で救援を行うグループに職員は二分されました。

通常の業務より、被災地支援に比重が置かれていたのです。

 

長期休暇は職員に与えられた権利でしたが、

「被災地は甚大な被害なので、休暇を取り下げて仕事をしたいです」と、先輩に報告しました。

当然、受理されると思ったのですが、先輩の言葉は意外なものでした。

「あなたは、あなたのできることを。

元気なひとは、より元気になって帰ってきてほしい。

しっかりお金を使って、よく遊んで元気になりなさい。帰ってきたらしっかり仕事をしなさい。

上司にはきちんと話すから。安心して休みなさい」ーーーーーー

職場内は、緊急の電話が飛び交い緊迫しており、皆が被災地に想いを寄せているさ中にです。

 

数日考えて、

先輩は、「復興まで時間がかかること」「支援は根気よく継続する必要があること」から判断されたと理解でき(かつて、わたしたちの街も被災地でした)

半年間かけてプランニングした母との東欧旅行を予定通り決行しました。

 

 

私と母が平均的な日本人の顔立ちということもあり、

旅先では、何度も「pray for Japan」と温かく声をかけてもらいました。

また、プラハ(チェコ)では、復興支援チャリティーコンサートが開催されており、市民の方々が日本を慮ってくれている姿を目の当たりにし、母も私も涙しました。

沢山の方々に何度もハグされたような感覚を抱きながらバケーションを終えた私を同僚や先輩、上司は、温かく迎えてくれました。

休憩時に、旅先での歴史的な文化遺産や自然、料理の話、遠い異国でも日本を心配し支援してくれている様子等を共有しました。

そして、先輩の言葉通りフルチャージできた私は、旅行前よりもずいぶん活発になって働けたのです。

 

 

今週末は、大阪・関西万博へ行きます。(5回目の入場です)

チェコ、ハンガリー等のパビリオンを回る予定です。あの頃の東欧旅行の思い出を相棒に楽しんできます!

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!