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和の学校で、日本の音色を楽しむ日々

こんにちは。

転勤のため引っ越し最中にも関わらず、インフルエンザで一家全滅した、北海道在住のワーカーGです。

テーマは「学校」ですね。

みなさんは習い事などしていますか?

今から8年前、社会人になりたてだった私は、小さな頃からの憧れであった「お箏」を習い始めました。今回はそんな「お箏教室」についてお話させていただきたく思います!

「お箏教室って学校じゃないじゃん!」というツッコミを受けそうですが、それがそれが、お箏もなかなか奥が深くてですね…(汗)
手技に加え、歴史、楽理、歌唱など、あらゆる分野に取り組まなくてはいけないのが、私にとってただの趣味のお稽古というより「音楽の学校」というような感覚が強く、今回のお題である「学校」を見て、真っ先に「お箏教室」が浮かびました。

遡れば幼稚園の頃でしょうか。一番古い記憶だと5歳くらいだと思います。
家族旅行で訪れた旅館の廊下で流れていた曲。よく行くお蕎麦屋さんで流れていた曲。回転寿司屋さんで流れていた曲。CMで流れていた素敵なあの曲…。思い返すとその曲たちはすべてお箏の音色でした。
ずっと小さい頃から、意識せずとも、私の心はお箏に魅了されていた訳であります。
しかし、地元にお箏教室がなく「お箏=憧れ」のまま長らく時間が過ぎていきました。

そんなこんなで月日は流れ、大学を卒業した後、札幌に就職しました。研修をあらかた終え、土日の暇を持て余しだした秋頃、何気なくスマホでお箏教室を検索してみました。
すると、なんと市内で何件かお箏教室がヒットしたのです。しかも、私の最寄り駅の沿線沿いに一件あるではないですか。「これは行くしかない!」と、すぐに教室に連絡をし、2015年の秋、長年の夢が叶いお箏を習えるようになったのです。

そして、実は最近になって、もう一つ夢が叶いそうな予感がしています。
「師範試験」を受けることです。

お箏を習うにあたって、一番始めに師匠より「どのコースにしますか?」と尋ねられました。

・ポップス等を気ままに楽しく弾くコース
・師範になるための試験を受けるコース

このような選択を提示されました。

勿論、迷うことなく師範試験を受けたいと申し出ました。時間的にもお金的にも負担が大きいため、再三再度「本当にいいの?」と聞かれましたが、私の気持ちも揺るぎませんでした。

師範試験のコースになると「お免状」の取得が課題になります。
師範試験を受けるには、初伝→中伝→奥伝→免許皆伝と4段階のお免状を取得し、免許皆伝まで進むとやっと試験を受ける権利を得る仕組みになっています。
転勤や2度の出産を経て、やっとのことで昨年、免許皆伝のお免状を修めました!
実に7年かかりました。

そして、去年までは飛行機で日帰り弾丸お稽古に通っていたのですが、今月から主人の転勤で札幌市民になり、お稽古場所までの距離がぐっと縮まりました。

試験を受ける資格は、昨年得た。
飛行機ではなく、電車一本で師匠の元へお稽古へ行ける。
試験は厳しく、丸2年かけてお稽古に励む必要があるそうです。その意気込みもあります。

お箏を始めたときに掲げた「師範試験合格」の夢のスタートラインに立てたのです。
引っ越しやらで心身ともに疲れも溜まっておりますが、それでも楽し気な春に向けて、久しぶりにワクワクとしています!
挫けそうになるときもたくさんありましたし、おそらくこれからもっと挫折を味わうのだと思いますが、それもまた楽しみです。

大人になってからの学びは能動的に動かないと得られないことが多いですが、自分の好きを突き詰められる尊い時間だとも思っております。

ここまで長々と語りましたが、お稽古云々の前に、まともに人間が住めるくらいに周囲を片付ける必要があるので…、四の五の言わず荷解きを頑張りたいと思います(笑)

それでは、長々と大変失礼いたしました。最後までお読みいただき、ありがとうございました!