2024年11月19日
こんにちは! 東京の秘境とよばれる町に暮らしていますHです。
本格的な冬の訪れを感じる今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回は「アナザースカイ」というお題をいただいたので、わたしの第2の故郷について書かせていただきます!
わたしのアナザースカイは、学生時代を過ごした「岩手県盛岡市」です。
高校時代、友人や家族との関係に悩み疲れ果てたわたしは、逃げるように実家のある千葉から岩手の盛岡へ。
なぜ人生初の一人暮らしの地に、岩手を選んだかというと……
宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩に感銘を受けたからです。
「厳しい岩手の冬を過ごせば、心が強い人間になれるのでは」と考え、宮沢賢治も通った学び舎へ。
それにしても岩手の冬は、期待以上に寒かった。
しかし、凍てつく冬を乗り越えた先に見る、春の緑は鮮やかで
フキノトウやタラの芽などの春の山菜も美味しくて。
厳しい冬をがんばって乗り越えたごほうびが、岩手の春にはたくさんありました。
そして、夏には街の中心部を流れる川がキラキラと輝き、沿岸の宮古市から届いた牛乳瓶に入った生ウニに舌鼓。
秋は紅葉やキノコ狩りを楽しみ。そして、再び厳しい冬へ。
岩手の人は自然に抗うことなく、自然のありのままを受け入れ共存し生きていました。
そんな方達が話す方言も、これまた良くてですね。
岩手のおばあちゃんに「ありがとがんす」(岩手の方言で、ありがとうございます)と言ってもらえただけで、わたしは大号泣していました。
岩手の方言を聞くと、なにかとてつもなく優しいものに全身をくるまれたような、心があたたかくほぐれるんですよね。
結局、岩手に住んだからといって、わたしは宮沢賢治にはなれませんでしたが、
暗闇の中から抜け出し今こうやって生きているのは、岩手の自然や人々のおかげだと感謝しています。
ぜひぜひ皆さんもご興味があったら、岩手を訪れてみてくださいね。
今回このブログを書くにあたり、自分の人生をふり返ってみました。
引越しを10回以上繰り返してきたわたしには、故郷というものがありません。
ですので
「アナザースカイ?? 第2の故郷?? そもそもわたしには、第1の故郷もないのに……」
と考えあぐねていました。
しかしそのうち、わたしには思い出しただけであたたかい気持ちになる「縁もゆかりもある場所」が、日本中にたくさんあることに気が付きました。
生まれ育った故郷のある人を羨ましく感じ、自分を根無し草のように感じていた頃もありましたが、
「第2の故郷、アナザースカイがたくさんあるわたしの人生も悪くはないのでは」と、ふと心がほぐれました。
これからも、わたしの人生を彩ってくれるアナザースカイとの出会いを楽しみに過ごしていきたいなと思います!!
最後までお読みいただき、
ありがとがんした!!