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宮沢賢治に憧れて岩手へ

こんにちは! 東京の秘境とよばれる町に暮らしていますHです。

本格的な冬の訪れを感じる今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

今回は「アナザースカイ」というお題をいただいたので、わたしの第2の故郷について書かせていただきます!

わたしのアナザースカイは、学生時代を過ごした「岩手県盛岡市」です。

 

高校時代、友人や家族との関係に悩み疲れ果てたわたしは、逃げるように実家のある千葉から岩手の盛岡へ。

なぜ人生初の一人暮らしの地に、岩手を選んだかというと……

 

宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩に感銘を受けたからです。

「厳しい岩手の冬を過ごせば、心が強い人間になれるのでは」と考え、宮沢賢治も通った学び舎へ。

 

それにしても岩手の冬は、期待以上に寒かった。

 

しかし、凍てつく冬を乗り越えた先に見る、春の緑は鮮やかで

フキノトウやタラの芽などの春の山菜も美味しくて。

 

厳しい冬をがんばって乗り越えたごほうびが、岩手の春にはたくさんありました。

 

そして、夏には街の中心部を流れる川がキラキラと輝き、沿岸の宮古市から届いた牛乳瓶に入った生ウニに舌鼓。

秋は紅葉やキノコ狩りを楽しみ。そして、再び厳しい冬へ。

 

岩手の人は自然に抗うことなく、自然のありのままを受け入れ共存し生きていました。

そんな方達が話す方言も、これまた良くてですね。

 

岩手のおばあちゃんに「ありがとがんす」(岩手の方言で、ありがとうございます)と言ってもらえただけで、わたしは大号泣していました。
岩手の方言を聞くと、なにかとてつもなく優しいものに全身をくるまれたような、心があたたかくほぐれるんですよね。

 

結局、岩手に住んだからといって、わたしは宮沢賢治にはなれませんでしたが、

暗闇の中から抜け出し今こうやって生きているのは、岩手の自然や人々のおかげだと感謝しています。

ぜひぜひ皆さんもご興味があったら、岩手を訪れてみてくださいね。

 

今回このブログを書くにあたり、自分の人生をふり返ってみました。

引越しを10回以上繰り返してきたわたしには、故郷というものがありません。

 

ですので

「アナザースカイ?? 第2の故郷?? そもそもわたしには、第1の故郷もないのに……」

と考えあぐねていました。

 

しかしそのうち、わたしには思い出しただけであたたかい気持ちになる「縁もゆかりもある場所」が、日本中にたくさんあることに気が付きました。

 

生まれ育った故郷のある人を羨ましく感じ、自分を根無し草のように感じていた頃もありましたが、

 

「第2の故郷、アナザースカイがたくさんあるわたしの人生も悪くはないのでは」と、ふと心がほぐれました。

 

これからも、わたしの人生を彩ってくれるアナザースカイとの出会いを楽しみに過ごしていきたいなと思います!!

最後までお読みいただき、

 

ありがとがんした!!