2021年9月28日
初めてブログを書きます。4月から街クリワーカーの仲間入りをしました、東京在住のSです。 ブログのテーマ「愛」……最初はちょっとつかみどころがなくて、いったい何を書いたらいいかと迷いました。 色々考えましたが、ふと、娘を産んで1年ほどたった時に先輩ママから聞いた言葉を思い出しました。 「子育ては、愛情さえあれば、大丈夫。絶対に何とかなるわよ。」 このことについて書きたいと思います。 「愛情さえあれば、大丈夫」 愛の持つ力、揺るぎない強さを感じる……重みのある言葉です。 素敵な言葉をいただいたな~と思っていました。 ですが……。これにはもっと重要な、もっとふか~い裏話があったのです。 その先輩ママには3人お子さんがいますが、既に結婚して子どもがいるような大人、社会人です。 そのうちの1人、2番目の息子さんとも知り合いなのですが、彼からなんとも意外な言葉を耳にしたのです。 「僕は、小学4年生の時、心の中で親と決別した。」 えぇっ……??? 一体どういう意味だろう?と一瞬耳を疑いました。 でも彼は冗談ではなく、真面目な話として私に伝えてくれました。 よくよく聞いてみると、なるほど、そういうことか……と納得できる親子エピソードがちらほら。 「子ども時代、自分が相談したいことがあって母親に話しかけたとき、ちょうど兄貴が不登校の時期だった らしくて『あんたまで、そんな問題を持ち込まないでよ』と言われてね。ああ、この母親はダメだと思った。」 「母親に、買ってほしい物を頼んだことがあって、具体的な希望も伝えるんだけど……殆どその希望通りの物は 買ってこない。自分(母親自身)が良かれと思う物を勝手に選んで買ってきてしまう。結局こっちの話を聞いて くれないんだよね。」 本人にとっては悪意のない何気ない言動であっても、知らず知らず相手を傷つけてしまうことは、よくある話。 私も、耳が痛いです。 息子さんは、母親が気づかぬうちに、独りで傷ついて心の中で決別してしまったという…… 親の立場で聞くと、何ともいたたまれない怖い気持ちになりました。 先輩ママは、とても優しい方です。時々ちょっと抜けているかな?と思われる部分はありますが、 どちらかと言えば天然な感じで。 そして純粋で真っ直ぐな気持ちで「愛情さえあれば、……」の話もしてくれたのだと思います。 まして、お子さん3人の子育ては目が回るほど忙しくて大変なのは、誰だって容易に想像できます。 ただ、そばで先輩ママと息子さんを見ていると、親子としての《コミュニケーション不足》を感じることが よくありました。 そりゃあそうですよね。息子さんは小学4年生で既に精神的に決別しているんですから。 思春期のころの息子さんは、ほとんど無口だった……との話ですし。 決して、その先輩ママがダメな母親だというつもりは、全然ありません! 彼女は本当に優しい素敵なママであり、おばあちゃんでもあります。 最近の彼女と息子さんの親子関係は、かつてより改善されてきたそうです。 息子さんの子ども(お孫さん)が潤滑油の役割になっているのだとか。 子は鎹(かすがい)ならぬ、孫が鎹……ですね。 これまで色々なことが積み重なって、彼女と息子さんの今の関係が出来上がってきているのだと思います。 それについて私は何も言えるわけがありません。 でも……この親子から、「愛」について基本的なとっても大事なことを教えてもらったと感じております。 ❤愛情は、ただ想うだけじゃダメ!何と言っても「伝えてなんぼ」!! ❤愛情は、独りよがりじゃダメ!「相手ありき」で考えるべし!! 伝え方は、どんな方法でもいいと思います。 言葉でも、態度でも、行動でも。 直接的でも、間接的でも。 但し、ちゃんと相手に伝わらなきゃ、意味がない。 とりあえずは自分にできるやり方で、私も2人の子ども達に(旦那にも?!)、 独りよがりじゃない「愛」を ちゃんと伝わるようにしっかり届けていこう!と思ったのでした。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。