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旅立つ祖父が夢で見せた、最後のご挨拶。

こんにちは!
ブログは2度目の投稿です。広島県在住のSと申します。

皆さんは、大切な誰かが旅立つとき、不思議な体験をしたことはありますか?
今日は、私が経験した、ある夏の終わりの不思議な夢のお話を聞いてください。

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それは、入院していた祖父の容態が良くないと聞いた、翌朝のことでした。
夢の中で、私は祖父と一緒にいました。 周りには、ジリジリと鳴り響く蝉の声。
夏の終わりの、少し寂しい午後のような空気感です。

ふと気になって、私は隣を歩く祖父に尋ねました。 「じいちゃん、あれ、何のセミかな?」
祖父は少しだけ立ち止まって、穏やかな声でこう答えました。 「ひぐらしじゃろう」

その声は、病室での弱々しいものではなく、私の記憶にある、あの優しくて落ち着いた祖父の声そのものでした。
納得した私を置いて、祖父はそのまま、ゆっくりと石畳の道を歩き出しました。

私はなぜか、その背中を追いかけてはいけないような気がして、ただじっと見送っていました。
祖父は一度も振り返ることなく、静かに行ってしまいました。

翌日、祖父はこの世を去りました。
知らせを聞いた瞬間、私の耳の奥には、夢で聞いたあのひぐらしの声が蘇っていました。
「ああ、じいちゃんは最後のお別れを言いに来てくれたのかな」と。

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今でも、夏の夕方にひぐらしの声を聞いたり、古い石畳を見かけたりすると、あの夢を思い出します。
大切な人は、たとえ姿が見えなくなっても、記憶や夢を通じて、私たちに会いに来てくれるのかもしれません。

皆さんも、そんな不思議な体験をしたことはありますか?ぜひ、教えてください☺
最後までお読みいただき、ありがとうございました!