ブログ

ブログ

読了

こんにちは!北海道在住のNです。

先週から学校も始まり、自分のペースで色々できるな~と思っていたら、
まもなく2歳になる息子がインフルエンザB型を発症💦
数日前からやっといつもの生活に戻りました。
皆さんもコロナはもちろん、インフルエンザにもお気をつけください!

 

今回のテーマは「本」ということで、私の中では「本=父」だったのでそのことについて書きたいと思います。

 

9年前に他界した父は地元で公立高校の英語の教師をしていました。
しかし、欧米の文化はそれほど好きではなく(茶髪・ピアス・香水・デニム・ジャンクフードなんて大嫌いでした💦)、
海外旅行もアメリカ統治時代の沖縄と結婚式参列のために行ったハワイのみでした・・・。

 

そんな父の趣味はお酒(日本酒)、剣道、そして読書でした。

 

読む本がマニアックなものが多く、本屋に行ってもほぼお取り寄せでした。
夏目漱石や芥川龍之介などの純文学はもちろん、古典や宗教や哲学、歴史など様々なジャンルの本を読んでいました。
最近売れているような作家さんの本はあまり読んでいなかったような気がします。
そして、三島由紀夫や石原慎太郎が大好きでした。←何となく思考・思想がおわかりいただけますでしょうか^^;
本棚だけを見ると国語か社会の先生によく間違われました。

 

父は10冊以上の本を並行読みし、大事な所は鉛筆で線を引き、そして読み終えると「〇〇年〇月〇日 読了 △△にて」と書いていました。

 

そんな父が亡くなった後、我が家には大量の本が残りました。

万人受けする本が少ないので、普通の買い取り業者では買い取ってもらえないことも多く(図書館や学校への寄付も難しかったそうです)、
しばらくそのままになっていました。
幸い、義兄や義兄のお父さんが読みたかった本があり、引き取ってもらったものがありますが、まだまだ大量にあります。
義兄がいい業者さんを見つけて売ることができたものの、10分の1くらいしか片付かず・・・。
本を売るべく、母は鉛筆で引かれた線や読了の文字を頑張って消す日々。
それでもまだまだある読了と書かれた本の数々。
読んでいない本、読みかけの本もたくさんあったので、もっと長生きして読みたかっただろうなと思います。
そしてこの読了という文字や線を一生懸命消し、どうにか片付けたいと模索する私達を父はどんな思いで空から見てるのかちょっと気になります( ˙▿˙ ; )

 

父は私達にも読書の機会をたくさんくれました。
ほぼ強制で嫌に感じたこともありましたが、素晴らしい作品に触れることができ今ではとても感謝しています。
父からもらってまだ読んでいない本があるので、これを機に読了できるよう読み始めたいと思います📖

 

最後までお読みいただきありがとうございます。