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学校がなくなるということ

夏休み、早く終われ〜!!
miyaです。

 

テーマは「街」
街には住んでいない私、
今回は、私の住む「町」(ほぼ村?)のできごとを書きます。

 

今年3月、地元の中学校が閉校しました。
市の学校再編の政策の一環です。

 

3年前のある日、方針が発表されました。
3年後に中学校を閉校し、跡地に小学校と公民館一体の建物を建て、5年後に移転すると。

 

その時、息子5年生。
え?3年後?
1年しか行かれないじゃないか。

 

発表の日は怒号が飛び交いましたが、
その後、自治会やPTAを中心にして、おだやかに反対運動が行われました。

 

小中とも過疎化でこれから急激に人が少なくなる。
中学校そのものを残すのは無理にしても、

 

「小中一貫校にしてほしい」
と。

 

小さな町にとっては、学校は大事な活動の拠点。小中あるから若い家族も帰ってくる。
これまで親子3代通った人も多い。

 

影響受ける私たち親子はすごく戸惑いました。温度差かなりあったけど、反対の人がおおかったです。

 

20人ちょいの仲良しクラスで、中学校ものんびり過ごすのかな、って思ってたのに。
(各学年1クラスの小規模校なのです。)

 

思わぬ形で、「選択」しないといけなくなりました。
自転車で6〜8キロ離れた統合先の中学校に行く。
か、
1年だけ地元中に行き、2年から転校する、か。

 

普段は受験する子は少ないんですが、この機会で考える子も多かったです。

 

そもそもまだ反対活動してて、本当に統合するのか分からない。でも選ばないといけない。

 

思わぬ大人数になるのも不安だし、かといって途中で転校するのも嫌だし。
でも向こうの中学は部活いっぱいあって、今までも行く子はいた。
親が反対活動してたら子は自分の意見を通せるのか。

 

どの家も悩んで、心配したと思います。

 

我が家の息子は、地元中に行くことを選択しました。
できるだけ近いのがいいからって。
だれかは絶対行くから大丈夫!と最初から決めてて、迷ってはいなかったようです。

 

その後、コロナ禍になり、ほぼ話し合いができないまま、結局は市の案を受け入れることになりました。

 

小学校がボロすぎて建て替えは必須、小学校は無くさずに建て替えてくれるんだ、公民館も新しくしてくれる、
もう反対しても埒があかない、いい条件のうちに呑まないと、という結論だったように思います。

 

うまいこと交換条件出されたなーと思いましたが。
自治会は上の世代が代表してるから、中学校よりも公民館の方が大事。
PTAも、関係する学年は熱心だけど、下の学年はもう新しい中学行くからいいや、って感じだったな。

 

なくなる中学は、蓋を開けてみたら、最後の新入生6人!
息子は6人のクラスで、終わる中学校の貴重な1年を過ごしました。

 

コロナで閉校行事が思うようにできず、
統合先の中学へスムーズに転校する準備も、少し教育委員会と揉めたけど、

 

4月からは新しい学校で、小学校の友だちや新しい友だちと、楽しく過ごしています。
こちらの中学校も悪くない。

 

数か月前から校舎の取り壊しが始まって、ちょっとさびしい気分です。

 

「街」ではこんなこと起こらないかもしれませんね。

 

政治的なことで、市の方針通りに学校がなくなってしまった理由は色々ありますが、
ひとつ思ったのは、
「選挙いこうね絶対」
ってことです。

 

いったん自分達に不利な政策が決まってしまったら、それをくつがえすことはもう難しいです。

 

個人の声は個人の力では届かない。
だから選挙いこうね。

 

長文お読みいただきありがとうございました!
ではまたー