2024年9月25日
こんにちは!埼玉在住のYです。
ようやく長い長い夏が終わり、秋らしさが感じられる気候になってきました。
今回のテーマは「歴史上の人物」。
ということですが、昔から歴史は大の苦手分野で、知識は全く頭に入っておりません。
小学生の頃に伝記をたくさん読んだ記憶はありますが、語れる程の記憶は残っておらず、、。
何を書こうかととても悩んでいたのですが、
これもいいきっかけだと思い、大人になって初めて(!?)歴史に関する本を読んでみることにしました!
(最近久しぶりの読書ブームが到来。ちょうど読んでいた本が読み終わり、新しい本を選んでいたところだったのです!)
今回選んだのは「歴史のじかん」。
以前同名のTV番組で放送されていた内容を基にした歴史本で、解説パートとコラムパートで構成されています。
著者が元乃木坂46の山崎怜奈さんというのも、乃木坂ファンの私にとって親しみやすかったポイントです!
本を読んでみた中で、印象に残った人物は「塙保己一」でした。
埼玉県出身の方なら、「埼玉郷土かるた」で一度は耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか?
(ちなみに今回のタイトルは、子ども時代に使っていた郷土かるたの読み札の一部です。)
私も名前こそ知っていましたが、何をした人なのかは勉強不足だったので、改めて学ぶことができました。
塙保己一は、7歳のときに病気で両目を失明。15歳のときに、目が不自由な方たちが1人で生活できるようにするための訓練学校に通います。
周りは鍼や琵琶で生計を立てている人が多い中、保己一は学問の道に進むことを決め、字を覚えるところから学び始めます。
その後、全国各地に散らばっている、古くてなくなってしまいそうな書物や記録を集めて、全集・本を作ろうと考えます。そうしてできたのが「群書類従」。
群書類従は、歴史・文学・医学・音楽など25の分類に分かれており、なんと合わせて666冊!
多岐にわたるジャンルが収められるその中には、私たちにもなじみのある、かぐや姫や浦島太郎などのおとぎ話も入っているそうです。
当たり前に知られているおとぎ話も、塙保己一の働きがなければ今頃は語られていなかったかもしれないのですね。
あの有名なヘレン・ケラーも、母親から「塙保己一を目標にしなさい」と言われ育てられていたそうです。
こんなにも素晴らしい功績があるのに、いまひとつ知られていないのはなぜなのだろう、と思いますよね。
その理由の1つとして、「コツコツとすごいことをしてきたがドラマチックではない。そのため、ドラマや映画になりにくかった。」とも言われています。
埼玉出身の私でさえそれほど知る機会がなかったので、今回初めて詳しく知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
身近な当たり前も、誰かがコツコツ積み上げてきたものがあってこそなのだなと改めて感じました。
そして私も、大きく目立たずともコツコツ努力できる人でありたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました♪