

2026年2月20日
みなさま、こんばんは。
山口県のYです。
今回のテーマは「不思議な体験」ということで……。
あまりその手のことは語らないようにしてきたのですが、今回は少し勇気を出して、私の体験談をお話ししたいと思います。
私は物心がついた頃から、いわゆる霊感少女というやつで、いろいろなものを日常的に見たり聞いたりしていました。
ただ、私以外の家族には、そういったものが見えたり聞こえたりしなかったため、怖いことが起きてそれを訴えても、「嘘をつくな」と怒られていたのです。
そんなこんなで、少しひねくれた性格のまま成長した私は、何があっても家族には、もうその手の話はしないようになっていました。
これは、そんな私が勇気を出したある日の、ちょっと切ないお話です。
皆さんは、ご近所でUFOって見たことありますか?
私はあります。それも『家から一番近い曲がり角』で、です。
当時、TVでUFO特集をたくさんやっていた頃、それを父が熱心に観ていました。
幽霊やその他の不思議現象には懐疑的だった父ですが、「UFOだけは絶対にいる」と断言して、「いつか見てみたい」と楽しそうに語っていたのです。
その頃の私は、まだUFOを見たことがなく、純粋に夢のような話として、父の話を聞いていました。
そんな父の話を聞いてから、半年ほど経っていたある日、私はUFOを目撃しました。
当時中学生だった私は、夕方になって家に帰る途中、視界に入ったそれに、大いにビビりました。
円盤型のそれは、真ん中あたりに窓みたいなものがたくさんあって、左回りにゆっくり旋回していました。窓のオレンジ色が左回りに回っていたのです。
「え? そこ通らないと家に帰れないんだけど」
自転車をかっ飛ばしていた私は、突然眼前に現れたUFOに対し、そんなことを思いながらも突っ込んでいきました。
なんて怖いものしらず、と思うかもしれませんが、逆です。
スピードを落として、UFOの手前や下で止まってしまう方が怖かったので、かっ飛ばしていた勢いそのままに、進むしかなかったんです。
UFOは普通自動車と同じくらいの大きさでしたが、宙に浮いていたので、ぶつかる心配はしていませんでした。もっと細かく言うと、UFOが浮いていたのは、戸建ての3階部分くらいの高さでした。
突っ込んで10秒くらいしてから恐る恐る振り返ると、もうそこにUFOはおらず、ホッとひと安心です。
なぜ、消えたのか? というか、そもそもなぜそんなところにいたのか?
その謎は謎のまま、今でも分からずじまいですが、ただただ、その時の私は安心しました。
私はバクバクしている心臓を落ち着かせながら、何度もUFOがいた場所を振り返って確認しつつ、家の中に入りました。
家に入ればこっちのもの、なんて単純なものではないはずですが、RC造りの我が家に入れたことで、私の中で危険は完全に去ったものとなりました。
実際、それですべて終わったのです。
――その日の夜。
私は仕事から帰ってきた父に、UFOを見たことを告げました。私には恐怖体験でしたが、父は喜ぶのではと思ったのです。
そんな私に対し、父は言いました。
「嘘をつくな!」
今まで聞いたこともないような強い口調で怒られた私は、そのまま口をつぐみました。
うん。グレなかった自分を褒めてあげたい!!
結局、父はUFOも信じてなかったってことなんですが、今思い出してもあんまりじゃない? って笑ってしまいます。
父はUFOの件も含め、私が伝えたそういう話を一切信じてはくれませんでしたが、小学3年生の頃、「枕の下に入れて眠れ」と言って、般若心経の経本を渡してくれたことがありました。
正直に言うと、効果はゼロだったのですが、夜な夜な一人で脅えていた子供心に、父が渡してくれたそれは、間違いなく心の支えとなりました。
大人になった私は、すっかりそういう体質ではなくなり(というか、チャンネルを合わさずに過ごせるようになった感じです)、毎日寝すぎではないのかというくらい、ぐっすり眠れています。
父の幽霊ならきっと怖くないのに、と思いますが、最後に夢で見た父はとても楽しそうに笑っていたので、きっともうそんな機会はないだろうなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
なるべく怖くない話を選びましたが、それでも怖かったらごめんなさい(;´∀`)