2023年1月23日
本日のブログを担当させて頂きます。千葉県在住のTです。
幼少期から、歌に触れる毎日でした。
声楽を学ぶ母の影響もあり、小学1年生から地域の合唱団に所属。
大学ではアカペラサークルに入り、毎日のように朝から晩まで歌っていました。
互いの声を聴きながら、一体になり一つの音楽を奏でるあの感覚。ステージに立った時の高揚感。
今でも忘れられない、最高の思い出です。
そんな私も就職してからは、忙殺される日々の中で歌とは無縁の生活を送っていました。
再度歌が日常に戻ってきたのは、息子(現在11ヶ月)が生まれてから。
楽譜を見て歌ってきた私とは異なり、夫はとにかく今の思いを歌にするタイプ(音程も独創的・・・)。
育児でお風呂担当の夫は、息子の体を洗いながら、
「息子よ~かわいいね~愛しいマイベイビ~♪」
「すき!すき!大好き!おしりもしっかり洗うぜ~♪」
と大熱唱。
我が家の浴室には窓があり、入浴中は閉めているもののそれなりに音漏れがある。
他人様に聞かせられるような歌声でもない。
「恥ずかしいからやめてよ!」と言いつつも、今日はどんな歌かな・・・と日々の楽しみにもなっていました。
そんなある日、お風呂に近づくと、
「おとうさん~いつもありがとう~♪
毎日ぼくはたのしいんだ~おとうさんだいすきだよ~♪」
ア、アンサーソング・・・!?
ついに息子が歌えるようになった!?はずはなく、夫がセルフアンサーソングを歌っていたのでした。
夫婦ともに初めての育児で疲労困憊。
言葉の通じない息子相手に、自分たちはちゃんと親をやれているんだろうか、と悩む日々。
そんな中で、「息子がそう思ってくれていたらいいな」を形にした歌。
夫の下手な歌とケラケラ笑う息子の声を聞きながら、一緒に笑いつつも少しホロリときてしまったのでした。
自分がやってきた歌と形は違うけれど、やっぱり歌っていいなと思った経験でした。
おとうさん、いつか息子からアンサーソングが聴けるといいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。