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今夜のおかずは何にしよう

猛暑にコロナ禍、そして3歳児の底なしの体力に泣かせれっぱなし、奈良在住のRです。街クリでお仕事を初めてもうすぐ1年。育児の合間を縫ってのお仕事で、関わらせていただけているトータルの時間は短いのですが、その中でも新しい知識が単純に増えたり、自分なりに表現に工夫してみる(Wチェック後の原稿を見ると失敗していることも多いのですが)ことができて、大変ながらも充実した時間を過ごせています。

今回のテーマは「愛」。今、愛するものとは?と考えると、やはり我が子であったり家族がいちばんに浮かびますが、それ以外にもゆかりの土地や趣味など「愛する〇〇」と呼べるものはたくさんあり、さて、何を話題にしようかと悩みながら筆を進めています。

そもそも「愛」「愛する」って何なのでしょう? 単に「好き」とか「大切」というのも違う、わかるようで説明しようとすると分からない感覚が「愛」のような気がします。

我が子を愛するというとき、夫を愛するというとき、私は、より具体的には何を言おうとしてるのでしょう?

どうやら、彼らが安心できる場を守り演出することや健康に暮らせるように心を尽くすこと、を具体的には表そうとしているように思います。逆に、誰かに「愛されたい」と思うときには、多分、安心や健康な心身が保証される場を願っているのでしょう。

思い出されるのが、ドイツの社会心理学者、エーリッヒ・フロムが『愛するということ』の中で述べていた、「愛とは技術」「愛とは意志」という言葉(うろ覚えなので、ズレていたらごめんなさい)。学生時代にはなにやらよく分からない、高尚な哲学的な言葉に思えていましたが、今改めて「愛」について考えを巡らせてみると、ああ、そうだったのかと腑に落ちるものがあります。

「愛」とは、ただその辺に転がっているものではなく、具体的に行動したり表現したりすることで初めて実現するもの。「愛したい」「愛されたい」と願うなら、何か行動を起こさなければならない、ということなのだと思います。

さて、愛する我が子のために、今夜も何か娘の好きなおかずを考えて作ってくるとしましょう。