2024年9月19日
こんにちは。千葉在住のKです。
久しぶりのブログのテーマは「歴史上の人物」。
今年大河ドラマデビューを果たし、すっかりはまってしまっている私。
ドラマ本編では終わってしまいましたが、
中宮定子と清少納言の回は、切なく、美しく…
史実とは異なる部分が多いと知りつつも、夢中になって見てしまいまいした。
清少納言と聞くと、高校時代の古文の先生をどうしても思い出してしまいます。
本当にお話好き+清少納言大好きな先生で、
歴史や平安文学に全く興味の無かった私も、「中宮定子」のワードくらいは覚えてしまうほどに、
その魅力を余すことなく伝えてくださった先生です。(もちろん授業中です)
おぼろげな記憶ですが、
・中宮定子は美しさと教養・ユーモアのセンスを兼ね備えた后であった。
・一条天皇の后として最後まで寵愛を受けるが、時代と家柄に翻弄され苦労が絶えず、若くして亡くなってしまう。
・清少納言は定子の人柄や教養の高さに惹かれ、定子が亡くなるまで女房として仕えた。
・「枕草子」は定子と過ごした宮中での華やかな暮らしや、日常を切り取ったもの。
・「枕草子」の中で、定子の没落については一切残さなかった。
という内容をわわわーーーーと伝えてくださったこと、「清少納言」「枕草子」「平安」のワードを聞くたびに本当によく思い出します。
ドラマを見ながら、あの時の先生の話を思い出しつつ、
清少納言って……推しへの愛が止まらないインフルエンサーみたいだな。
なんて思い始め、
そういえば、先生もインフルエンサーみたい。という、約20年越しの結論(?)に至りました。
清少納言について、悪いことは一つも言ってなかった気がするし、
魅力だけをたっぷり伝えて、
「ほら、素敵でしょ、素晴らしいでしょ。時代が変わっても不変でしょ!」と言わんばかりに教室を去っていった先生。
そして有名すぎる清少納言のおかげで、何度も何度も思い出されるあの日のありがたいお話。
インフルエンサーって、すごい。
推しへの愛を誰かに伝える時には、それ相応の勉強とテクニックが必要なんだな。と、
大河を見ながら学ばせてもらいました。
まだまだ暑い日も多い千葉ですが、そろそろ秋が恋しいので、枕草子の一説でおしまいにします。
秋は夕暮れ。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。
確かに、不変の魅力。
お月見は終わってしまいましたが、寒くなるまでもうしばらく、夕暮れの美しさを堪能したいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!