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娘とお弁当とかまぼこ

こんにちは。
初めて担当させていただきます、神奈川県在住のFです。

本日は神奈川県小田原市にある、箱根登山電車の「風祭駅」にまつわる思い出をご紹介させていただきます。この「風祭駅」は小さな駅ですが、お正月の箱根駅伝で、往路の難所5区山上りのスタート地点「小田原中継所」が設けられる「鈴廣かまぼこの里」に直結しています。テレビでご覧になったことがある方も多いかもしれません。

さて、私には5歳になる娘がいます。
娘は幼稚園に入園して少し経った頃から、幼稚園に行きたがらなくなりました。毎朝、目にいっぱい涙を溜めながら、本当に小さな声で「幼稚園、行けない」と。あれほど暗い表情の娘は見たことがありません。娘にとっても私にとっても、苦しい時期はしばらく続きました。

幼稚園の昼食はお弁当なので、「せめて、昼食は娘が好きなものを!」と意気込む母でありますが、その母の料理のスキルが乏しいこともあり、キャラ弁とはほど遠い、地味~なお弁当・・・そんな時、娘が気に入ってよく食べるようになったのが「かまぼこ」。そこで、週末、気分転換がてら、この「鈴廣かまぼこの里」に行くようになりました。定番の板かまぼこやちくわ、伊達巻きの他、トミカの形をしたものや季節限定品など、スーパーでは見かけないかまぼこ類がたくさん売られており、見ているだけでワクワクします。娘と一緒に選んだかまぼこでお弁当がカラフルになり、そのお弁当を持って、徐々に登園できる日が増えていきました。

その娘も今年、年長さん。毎日元気に幼稚園に通っています。今では食べられるものが増え、母のレパートリーも微増し、かまぼこの登場回数も減りました。

しかし、今でも時々、「鈴廣かまぼこの里」に行きます。新たな楽しみを見つけたからです。それは、かまぼこには全く興味のない3歳の息子が大好きな電車が、この「風祭駅」で間近に見られること!私たちが住むエリアでは見かけない電車に大興奮する弟に付き合って、電車を眺めている娘の背中は、もうすっかりお姉さんです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。