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歴史浪漫を求めて

こんにちは。ようやく暑さよりも涼しさが勝るようになってきて、子どもの体調が気が気でないRです。
前回担当させていただいたときにも、子どもの体調が〜と言っていたような気がします(汗)

今回はお題は「アナザースカイ」。
「アナザースカイ」って何ぞや?と調べたくだりは、すでに書かれていた方もいらっしゃったので割愛。

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私が子どもの頃、とてもとても憧れた土地がありました。
日本古代史が大好きで、子どもにはやや刺激的な血なまぐさい権力闘争の舞台や、その裏で人々が様々な想いや祈りを込めた神仏像、神社仏閣などに思いを馳せていたのです。

時が経ち、進路と自分の体調に不安を抱えていた頃、御縁あって恩師が彼の地に赴任することになりました。
それを追いかけるように移り住み…。

その地で結婚し、子宝にも恵まれ、今は古代の名残を残す土地で暮らすようになったとさ。
めでたし、めでたし!
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「憧れの地」を考えていたのですが、今行きたい場所、浪漫を感じられる場所、自分の人生を揺るがす場所…どれを考えても、今住んでいる奈良の地しか思いつきませんでした。
私、なかなか幸せな人生送っているな?と、今回このお題をいただいて、再認識したところです。

最後に、奈良の空気を感じられる本、2作品をご紹介します。

■『天上の虹』里中満智子
持統天皇を主人公に、飛鳥時代後半を描いた漫画作品です。
描かれた時々の最新の研究成果なども盛り込まれていて、気軽に読める教科書的性格ももった作品だと思います。
こちらを片手に聖地巡礼旅もいつかしたいのですが、なかなかできておりません。

■『国銅』帚木蓬生
大仏建立を、従事した役夫の視点から描いた小説。
学校で学ぶ歴史では、どうしても建立を命じた側の事情が中心になりがちですが、実際に身を削るようにして大仏を築き上げたたくさんの手があったことに思いを致すことができます。
大仏に比べればとても小さな手の一つ一つが込めた想いがあっただろうと想像すると、大仏の見え方も少し変わるような気がしています。

どちらも大好きな作品なので、もし機会がありましたら、手に取っていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!