

2026年10月29日
こんにちは。京都府在住のNです。
突然ですが、皆様は「湯シャン」という言葉をご存じでしょうか?
正解は「お湯だけでシャンプーする」の省略で「湯シャン」です。
正直「え!?綺麗にならなくない!?」と思われる方も多くいらっしゃると思います。
私もそうでした。
なぜこんなことを言い出したかというと、私自身が昔「湯シャン」を行っていたからです。
昔、長く体調を崩してしまい嗅覚過敏になってしまったことから、無香料のにおいすらダメになってしまったことがきっかけでした(今は香水を楽しめるくらいに回復しております)。
湯シャンも数か月単位で続けると、意外と頭皮のにおいなどは気にならなくなりました.
きれいな皮脂は甘い蝋のようなにおいがするのだな、などとのんきに観察していたほどです。
しかし、困ったのが散髪です。
行きつけの美容院があるのですが、さすがに人様にお湯だけで洗っている髪を触らせるのは忍びなく、かといって不器用な自分では毛量をうまく減らすこともできず……。
当然髪質はごわごわ、しかも頻繁に切らなくていいようにロングヘアーだったことから、非常に扱いづらかったかと思います。
それでも当時は申し訳ない気持ちになりつつ、理由を説明して「すみません、お湯だけで洗ってもらえませんか」とお願いしていました。
困らせてしまうだろうかと不安になっていたところ、なんと、美容師さんもアシスタントさんも嫌な顔一つせず毎回丁寧に洗ってくださり、「今日は体調どう?」「かわいくするからね!」と笑顔で接してくださいました。
このとき、嫌がらず丁寧に洗ってくれたこと、綺麗に切ってくれたことだけが嬉しかったのではありません。
自分の抱えている問題に一緒に向き合ってくれたこと、明るい自分を引き出してくれる場所があったことにとても救われたのです。
数年にわたり、彼らは私の「湯シャン」に付き合ってくれました。
あれから十数年、今では香りの強いシャンプーでも平気になりました。美容師さん・アシスタントさんともお友達になるほど仲良しです。
私が「あの頃は大変だっただろうに、いつも丁寧にやってくれて本当にありがとうね」と感謝を伝えるたび、彼らはこう笑い飛ばしてくれます。
「正直大変だったね!でもNちゃんの元気と笑顔が一番大事だから!」
これが私の『この一言で救われた。人生で一番印象に残っている接客』です。きっとこれからも。