

2026年8月18日
こんにちは!札幌在住のM.Yです。
今回のテーマは「思わず心が動いた、忘れられない”神対応”の瞬間」です。
なかなか当てはまるようなエピソードが見つからない中、ふと思い出したのは2018年9月6日、北海道胆振東部地震のときのこと。
私はその日、定山渓のちょっといい旅館に宿泊していました。母の誕生日を前に、日頃の感謝の気持ちをこめた母娘二人一泊旅行のプレゼントだったのです。お部屋についている温泉を堪能してぐっすり眠っていたところ、揺れで飛び起きたのは深夜3時頃。同時に停電も起きたため、暗闇の中でスマホだけを頼りに、そのまま客室で朝を迎えました。
外が明るくなってからとりあえず荷物をまとめ、足の悪い母を支えながら階段でなんとか下に降りると、1階では朝食会場への誘導をしていました。窓のない暗いところは従業員さんが立っていて、足元を懐中電灯で照らしてくれています。停電の非常事態でまさか朝食があるとは思っておらず、驚きながら席につくと、和朝食が運ばれてきました。おそらくメニューに変更はあったでしょうが、それでも温泉旅館らしい素敵な朝食です。汁物を口にすると心底ほっとして、自分がどれほど気を張っていたのかに気付かされました。母がのんきなぶん私がしっかりしないとと考え、まずは情報を集めて水と食糧を確保と意気込み、最悪の事態ばかり想定してサバイバルモードというか張り詰めた精神状態だったのを、朝食という「日常」がほどいてくれたのだと思います。それに非常時こそ、しっかり食べなければ。おなかが満たされると元気も出てきて、そこから信号が点かない道路をそろそろと運転し、無事に札幌まで帰ることができました。あの朝食を用意してくれた旅館の皆様には今も感謝しています。
ちなみに、朝食の後に1階のトイレに入ったときのこと。完全な暗闇の中、手探りでなんとか用を足して、それから手洗い場でハンドソープをワンプッシュして、そして水を……水……あれ?なんと水栓がセンサー式!ハンドソープぬるぬるの両手を前に出しながら、ひねれる蛇口を求めて館内をさまようはめになりました。センサー式水栓は停電時に不便なのですね~(※家庭用だと手動に切り替えできるタイプや電池式などもあるようです)。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
今年の夏の各災害に遭われた方々に、一刻も早く平穏な日々が戻りますように。