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1年生の道徳の授業から気づかされたこと

こんにちは。東京在住のEです。

 

今週から子供達が新学期になり、朝の慌ただしいリズムが戻ってきました。

我が家は息子が2人おりますが、長男が1年生。今回のテーマが「勉強」ということで、以前長男の担任の先生から聞いた道徳の授業の話を書きたいと思います。

 

1学期の夏休み前、初めての個人面談がありました。

教室に入るなり、先生が「是非お母さんにお伝えしたいことがあって!」と、その日にあった道徳の授業の話をしてくださいました。

 

ちょうど、1年生も入学の緊張がほどけてきて慣れてきた頃、それぞれ個性が出てきてクラスにまとまりが無くなることも増えてきたようで、そのことを道徳の授業の題材にされたようです。

【もし、友達に注意しても言うことを聞いてくれなかった時、どう思うか?】

「その子を嫌いになる。」、「仕返ししたくなる。」、「イライラする。」などの意見が多かったようです。

長男も「嫌な気持ちになる、イライラする。」と答えたとのこと。(うんうん、そうだろうなぁ。)

長男はどちらかというとカッとなったり、激しく怒ったりということがあまり無い、マイペースなタイプ。それをわかってくださっていた先生が、「○○くんでもイライラするの?そんなところ見たことないな~みんなは見たことある?」と聞いてくださり、クラスのみんなも「そんなことあるの?」、「見たことないよ~。」と言ってくれたようでした。

そして、先生が「○○くんがイライラしてるところ見たことがないけど、じゃあ○○くんはそういう時、友達が言うこと聞いてくれなかった時とかどうしてるの?」と。

そして長男は、

 

「相手の話を聞いてみる。」と答えたそうなんです。

 

そう答えたことに先生が感動してくださり、長男の意外?な答えがクラスにもひびいたようで、個人面談でお話をしてくれました。

私も、長男がイラっとした気持ちを一旦抑えて相手の話を聞いてみると、そんなことを考えられるようになったんだと嬉しく思い、家に帰ってから「どうしてそう答えたの?」と聞いてみました。

そうしたら長男は「だって、幼稚園でずっとそうしてきたし、そうしてるのを見てきたから。」と。

 

我が家は都内の区立幼稚園に通わせており、その幼稚園は1学年1クラス。長男が卒園した時、年長さんは16人。少人数の幼稚園のため、先生方が一人一人に目を配ってくれる園です。

なるほど、幼稚園でお友達とトラブルになった時、けんかもちゃんとさせてくれながら、先生方がきちんと双方の話を聞いて、解決に導いてくださっていたからだと。自分の気持ちばかり言うだけでなく、相手の話も聞いてみないとわからないということを経験させてくださっていたようです。もう先生さまさまな感じで、改めて先生方に感謝感謝の気持ちでした。

 

子供は親の知らないところで、いろいろなことを吸収していたんだなぁと。

そして1年生になった今、普段の会話でもそんなこと知ってるんだなぁと思う場面も増えてきましたが、慣れない勉強もたくさんしながら、いろいろな知識に触れて、お友達、先生、たくさんの人と関わって、吸収しているんだなぁと、この道徳の話を聞いて感じさせられました。

 

幼稚園から小学生に変わったこの1年は、宿題をやらせないといけない、連絡事項を子供に確認しなければいけない、と環境や生活リズムも大きく変わりました。

その中で、私も長男に「こうじゃないの?」、「これはなんて言われたの?」と、強く言うことも増えました。

自分は長男の話をしっかり聞いてあげれているだろうか。長男が言っていた「相手の話を聞いてみる」。私もイラっとした時でも、時間が無い時でも、長男の話、考えをしっかり聞いてあげなければいけないなと思います。

 

長文、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

今回の能登の地震災害で、多くの子供達が学校に行きたくても行けない状況になっているかと思います。

一刻も早く、皆様の日常が戻られること、街が復興されることをお祈り申し上げます。