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感謝の連鎖

「ありがとう」
感謝や礼儀の基本。
祖母がよく言っていたことを思い出します。
祖母は書道の先生をしています。
私も小さな頃から通い、この教室に通う者は書道だけでなく礼儀もことごとく教えられました。
小さなことだけれど、あいさつ、作業後には必ず次の人が気持ちよく字が書けるように机をキレイに拭く。
隣の机がもし汚かったら自分が汚していなくても拭く、などなど。

 

数ヵ月前、祖母の手伝いをするために教室へ行くと昔の自分みたいなボーッとしてる子がいたり、指摘されると反発している子や思春期だからか挨拶をしない子などいろんな子がいました。
ちなみに思春期かな?という子は舌打ちも文句も言う。
祖母曰く、こないだまでお父さんが大好きで毎度迎えに来てもらったのに急に拒絶するようになったみたいでした。
その日も父が迎えに来たのにお母さんじゃないと嫌だと言うので父は帰り、バトンタッチで母が急いで迎えにくるというような分かりやすい思春期真っ只中。
こんなにわかりやすい反発をするけれど書道を習いに来て、先生の「いい字!」という声が聞けるまで書き続ける真面目な子でしたが。
祖母も子供一人一人のタイミングに合わせて指導している姿を見て、昔と変わらないな~とふと思いました。

 

教室が終わって一息ついたとき、私が何度も言い続けることに疲れないのか?と祖母に質問すると、
親もその子供たちが大人になったときに
先生のおかげで就職のとき、就職後も役立ったんだ。教えてくれてありがとう!
と言って、たまに教室に顔を出してきてくれるのよ。
そして、その子供が結婚して子供が生まれたらまたその子供を先生お願いします!って忘れたころに来てくれるのよ。
目先のことだけじゃなくて、いつかありがとうと思われるようなことを日頃からしていれば、今じゃなくてもいつかそれが自分に返ってくるのよ。
と言われ、負のスパイラルという言葉はよく知っていたが、「感謝の連鎖」というものもあることに気づきました。

 

それを聞いてからは、今ある生活も街クリのお仕事もそうですが、
私自身も祖母みたいに喜んでもらえる、感謝の連鎖が舞い込むような、
気持ちにゆとりをもって日頃から生活できたらいいなと思いました♪

 

写真は、自粛中に子供と近所を散歩をしていたときのこと。
池にカメがいないかなーと見ていたら、ヌートリアが人参を食べていました。
カピバラの縮小版のようで可愛くて、思わず写真を。
それからはたまに散歩をしては、立ち寄る楽しみが出来ました☆