2022年3月3日
こんにちは!関東在住のTです。
『不動産』のテーマで思い浮かべることと言えば、もうこれだ、というエピソードがあります。
ちょうど、卒業制作(陶芸コースでしたので、論文で無く制作でした)で忙しく、
朝一のバスに乗って大学に行き、終電で帰る、という生活をしていた頃の話です。
当時私が住んでいたのは、手織物をされる大家さんが隣地に住む、古いアパートでした。
ある日、何やら大家さんの親戚という不動産屋さんから連絡があり、お話を聞きに行くと
「オートロックのマンションに建て替えをするから、あと2ヶ月で出て行ってくれ」との事。
え!確か立ち退きの請求ってもっと前にするものでは!
ちょっとおかしいな、と流石に思いました。(今調べると通常は更新の半年から1年前だそうです)
まあ、実はお家賃が遅れ気味だった私m(__)mは、不動産屋さんと交渉?喧嘩?をしつつ、とりあえず時間を割いて新しいお家を探しに出かけたんです。
なんにせよ陶芸やら絵画やらは道具代や材料代が掛かるもので、
お家賃は出来れば5万円台、大学に1本で通える範囲、お風呂とトイレ付き、外で陶芸スペースを少し、そしてせっかくなので世田谷レディ(造語です、たぶん)になろう!という目標を立てました。不動産屋さんを何件か回って探したのですが、この条件でなかなか5万円台って無かったんですよね。今も無いかな?(笑)※陶芸スペースはかなりネックで、途中で諦めました。今もお風呂無しならお安いところがありそうですね~
そして条件を緩めに緩めて何件か内見に連れて行ってもらい、今でも覚えているほど印象に残った物件
①最近お風呂が出来たんですよ!と若い営業さんが言ってくれた。明大前から車で30分、そこはもう世田谷でもない畑のど真ん中のアパートでした。駅から徒歩10分。へえ?古そうだけど和室6帖2室にキッチン、風呂・トイレ別かあ、とドキドキしながら入ったのですが。ええっと、その新しいお風呂は何処に??
・・お風呂は、お風呂というかシャワー室は、まさかの和室の一角、板の間のど真ん中にポツンとありました。何やら電話ボックスみたいのがあるな、とは思ってたんです。入った時から。
②実は事故物件で、、。ただ、そのお部屋の下の階ですよ、とお話してくれた営業さん。私霊感無いし、たぶん大丈夫だと思います!と連れて行った貰った、総合病院の裏の1Kのアパートでした。ちょうど、夜に差し掛かった時間帯だったんですよね。ここです!と。・・霊感は無いですが、明らかに此処はダメ感の漂う暗さ、、。え、なんで外の灯りは裸電球なの?というか湿気を感じる。ここだけ湿地か?
「中も見ますか?」と聞かれましたが、全身でここは近寄ってはダメだ!とお断りしました。
3日間かけ、色々な不動産の色々な営業さんにお世話になりました。
結局、お家賃は6万円台、電車1本で大学に通える世田谷のお家に決めました。最後の不動産屋さんには追い出される不動産屋さんとの交渉を出来るように色々教えてもいただき、引っ越し代と手配・初期費用を出して貰って退去しました。引っ越し先のお家も大家さんが隣地にいらして、個展とかをするとお祝いを持ってきてくれる、親切なご夫婦でした。
間取り図で良さそうに見えても、実際に行ってみないとわからないな、という事を学んだ3日間でした。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます♪