2020年10月7日
こんにちは。研修が終了したばかりのFUと申します。
私は現在兵庫県に住んでいますが、実家は長崎県にあります。
長崎で生まれ、幼稚園から中学校は兵庫で育ち、その後また長崎に引っ越しました。
成人してからも進学や就職などで2つの県を行ったり来たりしています。
どちらも思い入れがある大切な「故郷」ですが、
私にはもう一つ「故郷」だと思っている場所があります。
夏休み、お正月…と、休みになるたびに家族で遊びに行った、島根の祖父母の家です。
祖父母の家は、外観はごく普通の一軒家ですが、
中身は、趣味が溢れた独特の家でした。
玄関を開けると祖父の顔にそっくりな木製のお面がお出迎え。
ログハウス風の入り口。
折り上げ天井の居間の続きに、仏壇のある和室。
照明は部屋ごとに違って、カントリー調やステンドグラス風、ガラス玉状など。
段差を利用して作られた部屋や収納。
洗面所の前にあるドアに囲まれた小部屋。
…などなど、
間取りも、建具も、インテリアも、他ではあまり見たことのない物が多く、
洋風なのか和風なのか、統一感がないけど、なぜかまとまっている、
といった面白みのある家でした。
残念ながら祖父母の家はもうありませんが
私の3つ目の故郷で気づいた「感覚」「触覚」は、いつまでも鮮やかです。
この感覚をいつまでも忘れず、
街クリエイションでのお仕事に活かしていければ、と思っています。