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未就園児を持つ親が学べる場所

今日は、1.17。阪神・淡路大震災から29年が経ちました。
娘の通う小学校の地区内では、当時、甚大な被害がありました。
昨日、学校から帰宅すると、折り紙をお花の形に折り、祈りや願いを書いていました。学校の献花台に捧げて、黙とうをするそうです。
給食は、備蓄した缶詰を使い、おにぎりを自分たちで作るとか。
今日の集いではどのように感じたのかを聞いて、家族で話をしたいと思います。

相次ぐ大きな地震。
能登の方々は、お辛いさ中にいらっしゃいます。今日よりも明日、何か少しでも楽なことがありますようにと祈りながら、
この気持ちを募金にかえてお送りする。長期に渡り、続けていきたいです。

 

皆さんのブログを楽しく読ませて頂き、「勉強」への挑戦や心に根差した想いなどに触れ、刺激を受けました!

 

私は、4年前に経験した学びの場が忘れられないので、ご紹介させていただきます。

 

娘が2歳の頃、市の主催で、近くの公民館に於いて、親と子が地域の中で支えあい分かち合えるスクール、
という趣旨の学級が開催されることを知りました。
対象は、1歳半以降の未就園児とその親です。
年に1回の企画で、2ヶ月間の週1回2時間。親が教室で学んでいる間、子は、保育者(ボランティアの方)に見てもらいます。
費用は、おやつ代(1000円)で、受講料はかかりません。

 

私は、夫の転勤により住み慣れた土地を離れ、育児に奮闘しているところでした。
娘は、人見知りが強いこともあり、これまで、祖父母以外に預けたことはありませんでした。

 

開級式・オリエンテーションがあり、母親たち12人との顔合わせ。
子どもたちは、はじめての場に落ち着かず泣く子もチラホラ。娘も、私にしがみついて号泣です。

 

いよいよ、保育者に子を引き渡して、親は別室で勉強が始まります。
それはそれは、泣かれました…
迎えにいくと、保育者の方から、『1時間泣いて、おやつで涙がとまって、そのあとは、ずっと窓の外を見ていました』と。
そのようなことが、3回続きました(つらかったです涙)。
でも、保育者の方が、『お子さんは大丈夫、絶対大丈夫だから。安心して勉強してきてね。』と励ましてくださいました。
そして、4回目で、手を振って、わたしとバイバイができるようになり、お友達と遊べるようになったのです。(うれしびっくり涙)

 

そして、私はというと…
子を預けたら、気持ちを切り替えて、授業に没頭!
自分のためだけに、集中して使える時間は最高なんだなあ…と、久しぶりに開放的な気分になりました。

 

睡眠や絵本について学ぶ座学は、大学の教員からの専門的かつ学術的な内容で、とてもおもしろかったです。
調理実習や、骨盤ストレッチ実技などは、学級の皆とワイワイ盛り上がりました。

 

 

このスクールの良い点は、何といっても2ヶ月間にわたり、学べる場を提供してくださっているところ。
学級生は、2ヶ月の間に、自然体に近い姿で仲間形成ができるところも良い点です。
学級は、班分けされており、班で話し合って企画をすすめる授業(親子運動会、親子クリスマス会)などがあるため、
自然に班のメンバーと親交を深められます。
皆、育児の中で似たような悩みを持っており、お互いに悩みを打ち明け、励まし励まされました。
また暮らしの中のささいな話をして、笑い合いました。部活の友達のような感覚に近かったかもしれません。

 

 

その後、転勤でこの街を離れることになりましたが、
年に1回、『里帰り』と称して、娘と私は飛行機に乗り、同じ班のお友達に会いに行っています。とても大切にしている時間です。
開級式で、担任教員が、「生涯の友達ができる」と仰られた時に、
『そんな、おおげさな』と思っていた私ですが、その通りになりました笑

 

未就園児の期間は短いですが、その期間に、行き詰まったり孤独を感じることは大いにあると思います。
もし、お近くで、自分自身を開放できるような学びの場がありましたら、
少しの勇気でノックしていただけたら、何かが変わるきっかけになるかもしれません。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!