こんにちは　関西在住のTです。

お花見は断然、梅派でしたが、ここ数年、桜の良さに気づきました(遅！)
かたい蕾がほぐれていく姿も、青空の下で真っ盛りに咲くのも、風に舞ってちらりちらりと花弁が流れるさまも、
うつくしかったり華やかだったり儚かったり……。何通りもの見方で、思い思いに楽しめるのですよね？！嗚呼、素敵な日本…

ブログテーマは、「思い出に残っている番組」。
私がご紹介するのは、幼少の頃から観ている「NHKのど自慢」です。

家族でお昼ごはんのタイミングで観ていました。
うちの実家は、音楽好きなので、出場者の歌う曲が自分の知ってる曲だと歌いはじめます。
学生の頃にそれを友達に話したら、
「食事中に歌うの？親に怒られへんの？行儀悪いな！」と言われて衝撃でした。これが普通の日曜日だと思っていたので…

出場される方の渾身の選曲。自分の好きな曲が出てくると共感できてうれしい気持ちに。
上の世代の方が歌われる曲で、初聴きで気に入った曲は、メモをしました。
「この曲は、どんなふうに流行って、どうだったのよ」と親がうれしそうに教えてくれるのも、好きな時間でした。

そして、3か月前ーーー

実家の最寄りのコンサートホールにて、17年ぶりに、のど自慢大会が開催されるというお知らせがありました！！

父が、出場応募したのですが、書類審査で、残念ながら落選…。

応募した時点で予選通過するものと思い(当たらない勘)、応援うちわの準備をしていたのですが(勇み足)、
想像を遥かに超える応募総数。なんと、2200件だったそうです。

落選した理由は、応募動機の文面が弱かったことが原因ではないか？と思っています…。

もし、これから応募を考えている方がいらっしゃったら、
「誰かのために歌いたい、想いを届けるために歌いたい、明るく！元気に！」番組が大切しているコンセプトに添うことが大切かと思います＾＾

私は、観覧を応募して、奇跡的に当選！(出場応募より倍率が高いのです)

父を誘って行ってきました。

「会場みんなで盛り上げて番組を作り上げよう！」と、舞台監督の楽しい声かけとともに、みなで拍手の練習。
会場のボルテージが上がったところで、スタートです。

出場者の皆さんは堂々としたもので、精一杯の歌声を聴かせてくれました。
私はといえば、なんの涙か、ほとんどずっと泣いていました！

「歌が好き、誰かに届けたい」それが、シンプルに心に響いたんですよね。

そして、この日、心に残った出来事。

ホールの入り口に、のど自慢に欠かせない「鐘」が設置されていたのです。
合格、不合格を知らせるあの鐘を、自由に鳴らすことができる粋な計らいに大興奮。

並んで、自分の番が来た時、
合格のメロディ「ドシラソ　ドシラソ　ド・ミ・レ～♪」
おもいっきり叩きました！

恥ずかしそうに短音で叩いてらっしゃる方が多かったため、その音は目立ったようで、
「上手～」「うまいねぇ～」と周りの方が笑顔で声をかけてくださり、拍手もしてくださいました。

出場は叶わなかった父ですが、「とても楽しい時間を過ごせた」と喜んでくれました。
幼少の頃からの思い出深い番組は、また一つ、素敵に更新されました。

最後まで読んでくださりありがとうございました！