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本の装備、というお仕事

こんにちは!千葉県在住のTです。

 

今回のテーマは『本』ですね。

私はジャンルを問わず、本を読むのが好きですが、今日は『本』にまつわるアルバイトの話をしようと思います。

 

大学の研究生をそろそろ終えるという頃の話ですので、相当前ですが(笑)

それぞれの大学に、図書館がありますよね。

その図書館に、納品される本の話です。

 

私がお世話になっていた会社では、大学が購入した本を

①検品→②データ作成→③蔵書印やバーコードの貼付→④納品(実際に図書館に並べに行く)

をしていました。私がしていたのは、①と③④です。

 

①は、和書・洋書があり、本自体が間違っていないか、の確認。たまにリストにない本が来ていたり。

②は、会社にいる敏腕司書さん達が、データを作ってくれます。図書館で調べやすいように。

 

それで、③ですが

このお仕事が面白いんです。本の装備、という作業になります。

大学ごとに判子が送られてきて、それを指示された場所に押すんです。

だいたい表紙から3~5枚目、題名のあるページに蔵書印を、小口に小口印というのを押します。

稀に角まで上手く押せないときがあったりもするんですが、私、模写?するのが得意なんで(笑)

手描きで直すか、きっちり2度押しで仕上げるか、をしていました。

あと、ナンバリング。場所は大学ごとに違うのですが、ガッチャンガッチャンと鳴る判子があり、それも押します。判子押しが主ですね。

 

他に装備の仕事と言えば、貸し出しカード(今もあるのかな?)の封筒や、背表紙にバーコードを貼ったり、

背側に番号(何列の何棚とか、よく図書館の本に付いていますよね)を貼ったりします。

 

④図書館への納品も、その大学まで行かないといけないのですが、学食とかでお昼を食べたり、

その都度楽しみがあって、良いお仕事でした。

かなりの体力仕事ですけどね。数百から数千あるので。大抵、数日かかります。

 

 

大学の図書だけでなく、ちょっと有名な作家さんの蔵書を取り扱ったりもしました。

生家に入らせてもらったり、本当に貴重な経験でした。

 

 

本は色んな世界に連れて行ってくれるアイテムですよね。

知らないことを教えてくれたり、旅や冒険に出たり、泣いたり笑ったり。

出会った本たちを全部抱えておける広さが無いので、毎年厳選して、お気に入りの本だけを残しています。

今年も、沢山の本と、良い出会いがありますように♪

ではお読みいただきありがとうございました!