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紅葉の名所は、春に行く

京都市在住のSです。

今回は「植物」がテーマということで、

私の一番好きな「新緑の季節」について少しお話させていだたきます。

 

突然ですが、秋に赤や黄色に色づく「もみじ」は、「カエデ」の一種だということをご存じですか?

 

植物の分類上は「もみじ」も「カエデ」もどちらも同じカエデ属です。

(ちなみにもみじ属はありません)

 

と、いうことは?

 

「秋に紅葉(もみじ)で有名な場所は、春には楓(カエデ)の名所になる」

と、私は勝手に思っています。

 

写真は、京都の「東福寺」です。

 

東福寺通天橋からの眺め

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、

東福寺は京都で最も有名な紅葉の名所のひとつです。

 

そのため、秋は大変多くの人で混みあいます。

 

私はこの東福寺へ、春、新緑の楓を見に行くことがお気に入りです。

 

人がまばらな境内に、たっぷりとした楓が風にそよぎ、

芽生えたばかりのまだ柔らかい緑の葉が美しく、いつ訪れても気持ちの良い参拝となります。

 

もし桜の時期であれば、東福寺と一緒に、塔頭のひとつ「光明院」のお庭に立ち寄ってみてください。

次は桜の季節の「光明院」の写真です。

 

 

実は東福寺境内には桜の木が一本も植えられていません。

ですが、隣接する塔頭の光明院の庭園には、数本だけ見事な桜の木があるのです。

 

東福寺で新緑の楓を楽しんだ後に、光明院でお花見をする。

 

何千何万本の一面に咲く桜の美しさとはまた違った風情があって、

「今年も、ここはやっぱりぐっとくるなー」としみじみ思います。

 

「もみじ」の名所は、ぜひ、春にこそ訪れてほしいと思います。