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北海道を思い出す、京都の雪

京都の雪は、北海道の雪を思い出させてくれます。

私は、雪が大好きな北海道生まれです。
(雪かきの辛さは、一旦脇に置きまして)
東京に20年近く住み、現在は京都へ移住してきました。

なぜ「京都の雪は、北海道の雪を思い出す」かというと、
東京に住んでいた頃は「雪が違うな〜」と思っていたからです。
なんとなくベチャッとして重くて、気候の違いだから仕方ないのだと
納得していました。

でも、京都に移住して驚きました。
初めて見た時に、「北海道と同じ雪だ!」と思ったのです。

もちろん、ベチャッとした雪の日もありますが、ちらちらふわふわと落ちてくる雪を見上げ、
「いい雪だな〜」と思う瞬間は毎年変わりません。
雪が降る日は、できるだけ京都の雪景色を見に行くようになりました。
北海道と同じような雪と言っても、美しく雪が残る時間はほんのわずか。
窓から雪が見えると、急いで身支度を整えて出かけます。
今回は、そんなふうに毎年少しずつ撮り溜めた、
京都の雪景色を少しご紹介させていただきます。

 

 

画像は茶の湯文化で有名な、京都の禅宗寺院大徳寺の塔頭のひとつ
「高桐院」の雪景色です。
私が移住してすぐ、6年前の写真です。

コロナ渦以降、拝観を休止しているので、現在はなかなか伺えませんが、
この日はお抹茶をいただきながら、庭園の雪景色を眺めることができました。

 

次の写真は京都の「修学院離宮」、江戸時代初期に後水尾上皇が造営した離宮です。
宮内庁のホームページから予約して拝観するのですが、
たまたま寒い日にあたり、雪が20分ほどちらつきました。

雪が舞い散る中、園池と趣のある建物群を散策しながら、
雅な雪景色を見ることができました。

 

最後は渡月橋を挟んで、薄化粧をした嵐山の景色です。

 

最後は渡月橋を挟んで薄化粧をした嵐山です。

そしてもうひとつ、京都では初雪を知らせる「雪虫」が飛びます。
北海道でも、札幌ではあまり「雪虫」を見かけないので、
最初に見つけた時はとても驚きました。

お尻に白い綿をつけて、ふわふわとのんびり飛ぶ「雪虫」。
さっと手のひらを当てるだけで捕まえることができるので、
子どもの頃は「雪虫」を捕まえてよく遊んでいました。

11月下旬から12月頃、京都で雪虫を見つけると、
2週間後あたりには、やっぱり初雪が降ります。

街クリの在宅ワークのおかげで、雪の日に少しだけ時間を見つけて
「京都の雪」を見に行くことができます。
東京で通勤に追われていた頃と比較して、私なりの豊かな暮らしを実感します。

今年の冬も、雪が降る日が楽しみです。